猫を飼っている場合、愛らしい姿だけでなく、しつけにも注意を払う必要があります。しつけができると、より快適な生活を送ることができるだけでなく、猫自身も意外と楽しんでいることができます。
その中でも、猫がよく覚えがよく、かつ簡単にできるトレーニングのひとつに「お手」があります。この訓練をすることで、猫は指示に従って手を握ることができるようになります。
まずは、おやつを使って猫に「お手」と言いながら手を差し出します。猫が手を握るようになるまで、繰り返し続けましょう。猫が手を差し出すようになったら、手を握ったまま「お手」の指示を出します。そして、猫がしっかりと手を握ったら、その都度おやつを与えましょう。
猫はスマートで、おやつを与えてもらえることを覚えているので、指示に従って手を握るようになることで、おやつをもらえるということを学んでいきます。しかし、猫は人間とは違い、忠誠心はあまりないので、毎日繰り返すことで定着させる必要があります。
また、猫はやんちゃな性格もあるため、指示に従うのを拒むこともあります。そんな時は連続して指示を出すのではなく、しばらく時間をおいてから指示を出すようにしましょう。猫は自分のペースを崩されるのを嫌がる傾向があるため、無理強いをすると訓練が逆効果になる可能性があります。
猫は犬と比べると、訓練には向いていないと言われることもありますが、実際にお手を覚えてくれた時の喜びは格別です。猫とのコミュニケーションを深めるためにも、ぜひお手の訓練を試してみてください。
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